夢の案内人

　　　　　　　　　　　　　　君がくれた言葉を
　　　　　　　　　　　抱きしめながら　眠りにつく日
　　　　　　　　　　　朝が来なければいいと　願うんだ。
　　　　　　　　　　　　　このまま目覚めなければ

　　　　　　　　　　　君を想って　幸せなままだから
　　　　　　　　　　でも　変わらずに朝は来てしまうから

　　　　　　　　　　　　　　君のくれた優しさを
　　　　　　　　　　　　噛み締めながら　生きてみる
　　　　　　　　　　　君がくれた言葉を抱きしめながら
　　　　　　　　　　　　　ずっと眠れるその日まで

　　　　　　　　　　　　　遠くも　近くもない瞬間
　　　　　　　　　　私は　約束を破ってしまう
　　　　　　　　　　　君がくれた言葉を抱きしめながら
　　　　　　　　　自分の愚かさに嘆き　犯した罪をこの心に刻み
　　　　　　　　　　　　　　　私は　消えよう

　　　　　　　　　　あなたとの約束すら　破り捨てる覚悟を
　　　　　　　　　　　　　　　この胸に抱こう
　　　　　　　　　　それが　私の望んだ道の先にあるなら…

　　　　　　　　　　　　　　　　それでも
　　　　　　　　　　　　　　君の言葉や優しさ
　　　　　　　　　　　　　ずっと　聞いていたい…

　　　　　　　　　　　　　　　　(2004.6.4)